UniStudyビジネス編振返り #2 ~企画書作成の基本とロジカルプレゼンテーション~(前編:企画書作成の基本編)
Advent Calendar担当2回目、今回はUniStudyの第2回「企画書作成手法」、第7回「ロジカルプレゼンテーション」の振返りを早速していきたいと思います。
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企画書作成手法
仕事をしていると社内外問わず避けては通れない企画書。とりあえずパワポを開いて情報収集にネットサーフィンするも無情にも時間が流れ、、、的な経験は無いでしょうか?いざ企画書を作るとき、どういうプロセスを踏むとよいのか、見ていきます。
企画書の骨組み
最初にパワポは起動はやめましょう。まずは紙やツールで企画書の骨組み等を考えて、ある程度固まってから、最後にパワポに書き出していくことをおすすめします。構成を考えるときは、まずは以下の項目を考えてみましょう。
- 目的・目標
何のためにこの企画書を立てるのか - 背景
企画の背景となる環境・現状はどうなっているのか - 企画内容
企画そのものの中身はどういうものか - 方法
企画は実際にどのように動くのか - スケジュール
細かい段取りはどうなっているのか
プロジェクトの企画であれば、6W2Hの観点からもモレがないか確認してみる。
企画書展開の型
提案する時間や相手によって、提案ロジックの流れを決めましょう。
- 課題提案型
- 順次説明型
- 結論先行型
分かりやすく伝えるために
- 読み手のことをよく考えてから書く
この企画書は誰に対して(ペルソナ想定)、どのような状況で使われるかを明確にする。でないとピントがズレた企画書に。
誰に対して : 社内or社外、経営者or従業員 等、対象によって響くメッセージは違うはず
どのような状況で : コンペ、稟議書、社内会議 etc... - 効果が明確に分かるように書く
下記の図表を有効に使い、主張したいメッセージの根拠となるような比較分類等を行う。数字比較を文章で書かれいると分かりづらい場合多数。 - 一目瞭然で内容が把握できるように書く
1スライド1キーメッセージ。原則複数のトピックを同じスライドで扱わない。スライド毎に主張のサマリーを記載。
私の場合、企画書の1ページには企画書全体のサマリーをほぼ必ず付けています(多忙な相手方にご覧いただく場合、ここを見れば全体が分かる、というページを用意しておく)。 - 図や表を有効活用する
- 表 : データを「比較」「評価」「分類」「順位付け」するのに有効
- グラフ : 数値データを視覚化することで直感的に理解できるようになる
- 論理図解(チャート) : 概念や構造、関係性を表すのに有効
参考文献集
気になった方は見てみてください!
- 企画提案作成のフレームワーク(入門編) - Unicast Inc. 箕輪が以前社内用に作成した資料です。
- しょぼいプレゼンをパワポのせいにするな! by @jessedee スライドを実際につくるに当たっての注意点。事前に骨組みを考えておくことの重要さに気づくはず。
最初、自身に企画書作成のフレームをインストールするのに利用。
- 作者: 清水久三子
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2012/05/25
- メディア: 単行本
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- 作者: 木下是雄
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長くなってしまったので、ロジカルプレゼンテーションは後編に持っていきます。出来た企画書をどのように有効に相手に説明するか?的な観点からも参考になると思います。
※当日使用したスライドを公開しています